更新日:2026年7月7日
デスクワーク中に強くなる左背中の痛み
■症状と日常生活への影響■
約2年前から左背中の痛みを感じるようになり、ここ2か月ほどで徐々に症状が強くなってきたため来院されました。
朝起きた際に首を動かすと首がきしむような違和感があり、それと同時に左背中にも痛みが出る状態でした。
また、左肩を下にして横向きで寝ると背中の痛みが強くなり、睡眠中も気になることがありました。
特にデスクワークを続けていると左背中の痛みが徐々に増し、長時間パソコン作業を行うことがつらい状況でした。
首を後ろへ反らす動作でも左背中へ痛みが響き、夕方には眼精疲労も強く感じていました。
さらに、腰からお尻にかけて重だるさが続いており、週に数回は食後に左背中の痛みが強くなることもありました。
一方で、腕や背中のしびれ、肩や胸の痛み、頭痛や耳鳴りはありませんでした。
病院では
「頚椎の隙間が狭くなっている」
と説明を受け、湿布と痛み止めを処方されましたが、一時的に楽になる程度で根本的な改善には至りませんでした。
その後、整体で
「肩甲骨の硬さが原因」
と説明を受け、5回ほど施術を受けましたが症状はほとんど変わらず、
「別の方法も試してみたい」
と考え、当院へ来院されました。
(川崎区 40代 女性)
■施術内容と経過■
【1回目】
姿勢や動作を確認すると、首から肩甲骨周囲にかけて筋緊張が強く、特に胸椎から肋骨周囲の動きが低下していました。
また、胸郭の広がりが少なく、デスクワークによる前かがみ姿勢が長期間続いたことで、首や肩甲骨だけでなく背中全体へ負担が集中している状態でした。
首を後ろへ反らすと左背中の痛みが再現され、胸椎・肋骨・肩甲骨・頚椎の連動性にも制限がみられました。
施術では痛みのある部位だけではなく
首・胸椎・肋骨・肩甲骨・前腕・鎖骨・骨盤・股関節・足関節の動きを整えながら、筋膜や関節、神経の滑走性を改善する全身調整と鍼施術を行いました。
施術後には
「首を反らした時の痛みが軽くなった」「呼吸がしやすい」
と変化を実感されました。
【2回目 ※初回から1週間後】
朝の首のきしみ感が軽減し、左背中の痛みも以前ほど強く感じなくなりました。
デスクワーク中に痛みが出るまでの時間も長くなり、仕事が以前より楽になったとのことでした。
引き続き、首・胸郭・肩甲骨だけでなく、骨盤や体幹を含めた全身のバランスを整える調整と鍼施術を行いました。
【3回目 ※前回から10日後】
首を後ろへ倒した際の左背中の痛みはほとんど気にならなくなり、パソコン作業中の痛みも大幅に軽減しました。
夕方の眼精疲労や腰からお尻の重だるさも以前より少なくなり、「仕事中に背中を気にすることがほとんどなくなりました」と嬉しいお言葉をいただきました。
現在は良い状態を維持し再発を防ぐため、月に1度の定期的なメンテナンスを継続されています。
◾️考察◾️
今回の左背中の痛みは、頚椎だけの問題ではなく、長時間のデスクワークによって
首・肩甲骨・胸郭や全身の関節、筋肉の動きが低下し、それぞれが十分に連動できなくなっていたことが大きく関係していたと考えられます。
特に胸椎や肋骨の動きが制限されると
首を動かした際の負担を背中の筋肉が代償するようになり、首を反らした時や長時間同じ姿勢を続けた際に背中の痛みとして現れることがあります。
また、眼精疲労や腰・お尻の重だるさもみられたことから、局所だけではなく身体全体のバランスが崩れていたことも症状を長引かせる一因になっていたと考えられました。
そのため当院では、痛みのある左背中だけを施術するのではなく
頚椎・胸椎・肋骨・肩甲骨・前腕・鎖骨・骨盤・股関節・足関節
まで含めた全身の連動性を改善することを目的に施術を行いました。
その結果、首や背中の負担が軽減し、
「デスクワークが以前より楽になった」「日常生活で痛みを意識する時間が少なくなった」
と、生活の質の向上にもつながりました。同じようにデスクワーク中の背中の痛みや首の不調を繰り返している方は、痛い場所だけではなく、身体全体のバランスを見直すことが改善への近道になる場合があります。
※同じような症状でお困りの方は、お気軽にLINEからご相談ください。
