更新日:2026年9月13日
厨房での繰り返し作業による肘の負担に対して施術を行った症例
こんにちは。
川崎鍼灸マッサージ治療院 てあかりです。
今回は、焼肉店を経営され、ご自身も厨房に入って忙しく働かれている方の肘の痛みについての症例をご紹介します。
肘の痛みだけを見るのではなく、普段の仕事でどのように腕や手を使っているのか、肩や背中、腰など全身の状態も確認しながら施術を行いました。
川崎区 50代 男性
■症状と日常生活への影響■
焼肉店を経営されており、ご自身も厨房に入って仕事をされています。
お店が忙しい時には、
・包丁を使って肉や食材を切る
・食材を繰り返し持つ
・フライパンや鍋などを扱う
・肉を持ち上げたり、盛り付けたりする
・手や手首に力を入れる作業を繰り返す
など、手や手首、前腕を使う作業が長時間続きます。
そのような仕事を続ける中で、徐々に肘の外側に痛みを感じるようになりました。
特に、物を握ったり、手首に力を入れたりする動作で痛みが強くなり、仕事中にも肘を気にする状態でした。
初回来院時の痛みは、10段階で10/10。
仕事を休むことが難しいため、普段の仕事を続けながら症状の軽減を目指したいとのことで来院されました。
■身体の状態■
肘の痛みが出る動作を確認すると、肘の外側に痛みがあり、前腕の筋肉にも強い張りがみられました。
また、物を握る動作や手首に力を入れる動作でも肘の外側に痛みが出ることから、症状の出ている場所や動作などを総合的に確認したところ、外側上顆炎を疑う状態でした。
ただし、肘の痛みは原因が一つとは限らないため、肘だけではなく、前腕や手首、肩周囲なども確認しました。
実際に、
・前腕の筋肉
・手首周辺
・上腕部
・肩周辺
・肩甲骨周囲
・背中
などにも強い緊張がみられました。
さらに、以前から腰痛もあり、仕事の忙しさによって腰にも負担がかかっている状態でした。
そのため、肘の痛みだけを見るのではなく、普段の仕事で腕にどのような負担がかかっているのか、そして全身の状態がどうなっているのかを確認しながら施術を行うことにしました。
【初回の施術】
初回は、肘の外側の痛みに関係すると考えられる前腕を中心に、腕全体の状態を確認しながら施術しました。
また、肩や肩甲骨周囲、背中、腰にも負担がみられたため、必要な部位には鍼とマッサージを行い、調整を加え全身の状態を整えていきました。
施術後に、来院時に痛みが出ていた動作を再度確認しました。
●初回施術後
施術前の痛みは10/10でしたが、施術後には6/10程度まで軽減しました。
完全に痛みがなくなったわけではありませんが、肘を動かした際の痛みが軽くなり、ご本人にも変化を実感していただけました。
【2回目の施術 ※初回から1週間後】
2回目の来院時に状態を確認すると、前回の施術後は肘の痛みが軽くなり、仕事中も以前ほど気にならなくなったとのことでした。
来院時の痛みは6/10。
ただし、仕事が忙しい日には、腕を使うことで再び肘に痛みが出てくる状態でした。
お身体を確認すると、前腕にはまだ張りが残っており、肩や背中、腰にも仕事による疲労がみられました。
この日は前回の施術後の変化を確認しながら、肘・前腕だけではなく、肩や背中、腰も含めて全身の状態をみながら施術をしました。
●2回目施術後
施術後には、肘の痛みは3/10程度まで軽減。
仕事で腕を使った際の痛みも、以前より気にならなくなってきました。
【3回目の施術 ※前回から1週間後】
3回目の来院時には、さらに肘の状態が安定してきました。
来院時の痛みは3/10。
以前は仕事中に肘の痛みを気にすることが多かったものの、痛みを感じる場面が少なくなってきました。
一方で、仕事自体は休むことなく続けているため、前腕や肩、背中には疲労が残っていました。
そのため、この日も肘だけに施術を集中させるのではなく、腕から肩、背中、腰まで身体全体の状態を確認しながら施術を行いました。
●3回目施術後
施術後には肘の痛みが1~2/10程度まで軽減しました。
日常生活では肘をほとんど気にすることがなくなり、仕事も以前より楽に行えるようになってきました。
■その後の経過■
その後も身体の状態を確認しながら施術を続け、肘の痛みは徐々に落ち着いていきました。
現在では、肘の痛みはほとんど気にならない状態を維持されています。
ただし、焼肉店の経営と厨房での仕事を続けているため、包丁を使ったり、食材や調理器具を扱ったりすることで、腕や手首には日々負担がかかります。
そこで現在は、症状が強くなってから施術を受けるのではなく、2週間に1度を目安に来院されています。
肘の再発予防だけを目的とするのではなく、以前からある腰痛や仕事による肩・背中・腕の疲労なども含め、全身の状態を確認しながらメンテナンスを行っています。
その日の仕事量やお身体の状態によって施術する場所を調整し、負担が強くなっている部分を中心に施術をしています。
■今回の症例から■
肘の外側に痛みがある場合、痛みのある場所だけをみるのではなく、普段どのような動作で腕を使っているのかを確認することが大切です。
今回のように、
・包丁を長時間使う
・物を強く握る
・手首を繰り返し動かす
・重い鍋やフライパンを扱う
・食材などを繰り返し持ち上げる
といった作業を日常的に行っている場合、手首や前腕への繰り返しの負担が肘周辺の痛みにつながることがあります。
また、仕事で同じ動作を繰り返す場合、痛みが落ち着いた後も同じ負担が続くため、症状を繰り返さないようお身体の状態を定期的に確認していくことも大切です。
今回のケースでも、肘の痛みが落ち着いた後は施術を終了するのではなく、2週間に1度の全身メンテナンスという形で、その時々の身体の状態に合わせて施術を続けています。
当院では、痛みのある部分だけを見るのではなく、普段のお仕事や生活でどのように身体を使っているのかをお聞きし、腕・肩・背中・腰など全身の状態を確認しながら施術を行っています。
肘の外側の痛みや、仕事で腕を使うことによる肘の違和感・痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
川崎鍼灸マッサージ治療院 てあかりでは、お一人おひとりのお身体の状態や生活スタイルに合わせて、無理のない施術をご提案しています。
※同じような症状でお困りの方は、お気軽にLINEからご相談ください。
