更新日:2026年7月3日
繰り返す右腰の痛み
■症状と日常生活への影響■
右腰の痛みを繰り返しており、特に朝起きた時や仕事で疲れた後に床から立ち上がる際に痛みを感じる状態でした。
また、長時間立っていると右腰が重だるくなり、仕事や日常生活でも不安を感じていました。
歩行時には右股関節の前側が詰まるような違和感があり、軽い股関節の痛みも出現していました。
一方で足のしびれはなく、後屈や回旋に問題はなく、前屈では腰の痛みはありませんでしたが、太ももの裏からふくらはぎにかけて強い突っ張り感があり、指先は脛の中央付近までしか届かない状態でした。
さらに、裸足でフローリングを歩くと左右の足裏に痛みがあり、特に右側の痛みが強く気になるとのことでした。
以前から週に1回、マッサージや鍼治療2ヶ月程受けており、毎回施術直後は楽になるものの数日で元の状態に戻ってしまい、なかなか改善しないため来院されました。
(川崎区 50代 男性)
■施術内容と経過■
【1回目】
姿勢や動作を確認すると、殿筋やふくらはぎの筋緊張が強く、股関節の可動性が低下していました。
また、右足関節(距腿関節・距踵関節)のアライメントの乱れや右膝の伸展制限もみられ
立位や歩行時に右下肢から腰へ負担がかかりやすい状態でした。
前屈では腰の痛みはありませんでしたが、下肢後面全体の柔軟性が低下しており、
脛の中央付近までしか手が届きませんでした。
腰だけを施術するのではなく
足部・足関節・膝・股関節・骨盤の連動性を改善することを目的に
手足の関節や筋膜、神経滑走、ツボを中心とした全身調整を行いました。
施術後には
「立ち上がる時の腰が軽い」「歩きやすい感じがする」
との反応がみられました。
【2回目 ※初回から1週間後】
朝の立ち上がり時の腰の痛みが軽減し、仕事後の腰の重だるさも以前より少なくなりました。
歩行時の股関節前面の詰まり感も改善傾向となり、足裏の痛みも軽減してきました。
引き続き、腰だけではなく、
足部・足関節・膝・股関節・骨盤を含めた全身のバランス調整を行いました。
【3回目 ※前回から9日後】
床から立ち上がる際の腰の痛みはほとんど気にならなくなり、長時間立っていても以前のような強い痛みは出なくなりました。
歩行時の股関節前面の違和感も大きく改善し、足裏の痛みも軽減。
「仕事中も腰を気にすることが殆どなくなった」
とのお声をいただきました。
現在は再発予防と身体全体のバランス維持を目的に、定期的なメンテナンスを継続されています。
◾️考察◾️
今回の右腰の痛みは、腰だけに原因があるというよりも、
殿筋やふくらはぎの強い筋緊張、股関節の可動性低下に加え、右足関節(距腿関節・距踵関節)のアライメントの乱れや右膝の伸展制限が重なり、歩行や立位で腰へ負担が集中していたことが関与していたと考えられます。
足関節・膝・股関節・骨盤・体幹は互いに連動しながら身体を支えています。
足関節の機能低下や膝が十分に伸びない状態では、歩行や立ち上がり動作のたびに腰部がその負担を代償しやすくなり、慢性的な腰痛を繰り返す原因となることがあります。
また、足裏の痛みやふくらはぎの硬さは足部の荷重バランスや衝撃吸収能力の低下にも関係し
その影響が膝や股関節を介して腰まで波及していた可能性も考えられました。
そのため、腰だけを施術するのではなく、
足部・足関節・膝・股関節・骨盤を含めた全身のバランスを整え、身体全体が本来の動きを取り戻せるよう施術を行いました。
症状の改善に伴い、「立ち上がる時の不安がなくなった」「仕事中も腰を気にせず動けるようになった」と日常生活での負担も軽減し、生活の質の向上につながった症例でした。
※同じような症状でお困りの方は、お気軽にLINEからご相談ください。
